慢性呼吸器疾患看護認定看護師について

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慢性呼吸器疾患看護認定看護師とは?

慢性呼吸器疾患看護認定看護師とは、増悪期から安定期、そして終末期の慢性呼吸器疾患の患者さんの日常生活を向上もしくは維持するために看護を実践します。

呼吸が苦しくなると、ベットから起き上がることも困難になりますよね。

どのように自分の体と付き合っていけば楽になるのかも一緒に考えていく必要があります。

患者さんの中には、入退院を繰り返す方も少なくはありません。

自宅と病院の往復するのは、患者さんだけではなく、ご家族の方も精神的に大変です。

ですので、患者だけではなくご家族の方への精神的なサポートを行う事も必要です。

この他には、慢性呼吸器疾患に関するケアが他の看護師も質の高い医療を提供できるようにするため、指導や相談を行う事も大切です。

慢性呼吸器疾患看護認定看護師の仕事とは?

慢性呼吸器疾患看護認定看護師としての仕事です。

勤務先によって違いはありますが、病棟勤務をしている場合です。

病棟勤務をしている場合、基本的には他の看護スタッフと同じように、受け持ち患者さんのバイタル測定や処置、そしてケアを行います。

私の場合ですが、週に2回慢性呼吸器疾患看護認定看護師としての業務をこなしています。

1日は外来で呼吸器疾患の患者さんと関わりを持っています。

息苦しさを感じ始めた患者さんの多くは、パニックに陥りやすく、またご家族の方もとても心配され同じようにパニックになる方が多いです。

ですので、呼吸器疾患との関わり方についてじっくりお話しさせてもらっています。

もう1日は、病院内に入院している慢性呼吸器疾患の患者さんの部屋に訪問し、観察を行いそして、コミュニケーションを図り必要なケアがないかを確認し、病棟看護師へ指導を行っています。

慢性呼吸器疾患看護認定看護師の役割とは?

慢性呼吸器疾患看護認定看護師の役割は大きく分けて3つになっています。

1つは実践です。

呼吸機能の維持や向上させる為に呼吸器リハビリテーションを行ったり、安定期・増悪区・終末期等の状態に合わせて、呼吸機能をアセスメントし、必要なケアや処置を行います。

特に増悪気の場合は、セルフケアも困難になりますので、支援する必要があります。

また、患者さんだけではなく、ご家族へのサポートも行います。

特に在宅療養されている方は家族のサポートがとても大切になっています。

2つ目は指導です。

指導では、看護スタッフの質の向上をするため、実践を行いながらの指導と、定期的な勉強会を開催するなどして、知識・技術共に指導していく必要があります。

3つ目は相談です。

患者さんのケアの方法でわからない事があれば、相談に乗り一緒に解決策を導きます。

慢性呼吸器疾患看護認定看護師の給料と休日

慢性呼吸器疾患看護認定看護師の資格取得後のお給料と休日に関してです。

お給料に関してはあまり変わりはありません。

もしくは、お給料が減ってしまうケースもあります。

その理由は、認定看護師の資格手当が少ないと言う事です。

もちろん、病院によって手当は様々で資格手当が高い所もありますが、現状では5千円前後の病院が多いです。

ですが、夜勤をこなしている看護師の方は減ってしまう可能性が高いのです。

それは、認定看護師の資格を取得前と同じ数の夜勤をこなせなくなる可能性が高いからです。

スタッフへの指導や相談を行わなければいけない為、どうしても日勤の数が増えてしまいます。

休日に関してですが、認定看護師の資格前後で変わらず取得することはできます。

ですが、休日にも資料づくりや研究等を行わなければいけません。

慢性呼吸器疾患看護認定看護師のやりがい

呼吸器疾患を患っている方の多くは、日常生活を送る際にも呼吸苦を感じています。

起き上がりの際や、食事を取る際、そしてお話しする際など様々な場面で呼吸苦は出現するのです。

また、人によっては常に酸素を外せない方もいます。

呼吸苦と付き合いながら生活を送るのです。

私はいま在宅で療養されている患者さんを担当しています。

その患者さんは私が担当になってから、病院へ運ばれる事がなくなりました。

それは、きちんと呼吸苦との付き合い方を理解し、そして自分に合った方法で生活できるようになったからです。

このように自宅療養されている患者さんがこのまま在宅での生活が続けれるようにこれからも看護をしていきたいと思います。

慢性呼吸器疾患看護認定看護師の悩み

慢性呼吸器疾患を患っているにも関わらず、タバコを吸い続ける患者さんがいます。

現在では、どこの病院でも禁煙を推奨していますよね。

まして、呼吸器疾患の方はただでさえ呼吸苦になるリスクがあるのに喫煙するとそれはさらに悪化していしまいます。

ですが、いくら指導してもその患者さんは「好きな事してなにが悪いんだ」の一点張りです。

いくら説明しても、このままで良いと言い張るばかりです。

この患者さんは外来通院ですし、独居で暮らしています。

ですので、生活を改善させるためには自分の意思しかありません。

自分の好きな事を奪う事は酷かもしれませんが、命を考えるとやめてほしいと思います。

この患者さんを説得できる日が来ればよいのですが。

慢性呼吸器疾患看護認定看護師の心構え

慢性呼吸器疾患看護認定看護師としての心構えです。

呼吸器疾患を一度患ってしまうと、完治する事はとても難しい事です。

と言う事は、死に至るまで呼吸苦と付き合っていかなければなりません。

呼吸苦を感じながら生活を送る事はとても大変です。

その患者さんの呼吸苦が少しでも緩和され生活を送れるようにし、そして日常生活動作の維持もしくは拡大していけるような看護を行う事が大切だと思っています。

また、患者さんだけではなくご家族の方へのサポートも必要です。

認定看護師の資格を持っている持っていないに関わらず、看護スタッフ皆が質の高い看護を提供できるように、指導を行う事で、より良い看護が提供できるように頑張っていこうと思っています。

慢性呼吸器疾患看護認定看護師の体験談

私は、呼吸器看護専門外来を担当しています。

はじめ、この外来を担当する事に不安を感じていましたがせっかく上司がくれたチャンスなので頑張る事にしました。

呼吸器看護専門外来に来られる方は、呼吸器疾患と診断されたばかりの人が多く来られていました。

その方々の多くが、お話している途中で呼吸苦となりそして、徐々にパニックなっていく方が多かったのです。

それを目の当たりにして、もっと楽にお話しできる空間を作った方が良いと思い、外来でのディスプレイなどをこだわって制作しました。

また、パニックにならないように、呼吸が少し早くなった際にはどのようにしたらよいのかを指導する事で、患者さん自身もあまりパニックにならなくなりました。

これからも多くの患者さんが来院されると思いますが、その方に合ったケアを行っていきたいと思います。

慢性呼吸器疾患看護認定看護師になるには?

慢性呼吸器疾患看護認定看護師の資格を取得する方法です。

まず日本国で看護師あるいは保健師か助産師の資格を保持しており、5年以上の実務経験がある中の3年は専門的分野での経験がある事です。

慢性呼吸器疾患看護認定看護師の場合の専門分野とは、慢性呼吸器疾患の患者さんの多い部署での看護実績がある事です。

慢性呼吸器疾患認定看護師の場合は、外来・IRCU・在宅での経験も実践に含んで良いとされています。

そして、慢性呼吸器疾患の患者さんの憎悪から回復期の看護を5例以上担当経験実績がある事が条件となっています。

また、現在も慢性呼吸器疾患患者さんの多い病棟あるいは、施設や在宅などでの勤務している事が望ましいです。

この条件が当てはまれば、慢性呼吸器疾患看護認定看護師の研修に参加する事ができ、研修終了後に審査を受け合格すれば、慢性呼吸器疾患看護認定看護師の資格を取得する事ができます。

慢性呼吸器疾患看護認定看護師の転職を成功させるポイント

慢性呼吸器疾患看護認定看護師の資格を活かした転職方法です。

まず、転職する際に一番注意しなければいけないのが、その病院が認定看護師を必要としているかです。

ただ、看護師を必要としているだけの職場では、認定看護師としてのスキルを活かす事も磨く事もできません。

ですので、入職前にきちんと把握しておく必要があります。

また、お給料面もきちんと把握しておかなければいけません。

認定看護師の資格手当はいくらであるのかを確認してください。

そして、入職後に認定看護師としての業務をどのようにこなしていくのかも、きちんと話し合っておく必要があります。

入職前にこれらの事を確認しておけば、入職前後で話が違うということなく、成功する可能性が格段に上がります。